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包丁を長く大切に使う

包丁の柄を修理して長く大切に使う

南北に長く四季のはっきりとした日本では、季節によってさまざまな旬の食材を楽しむという豊かな食文化があります。世界遺産にも登録され、世界中の人々から愛される存在でもある日本食は、先人の知恵と、優れた料理の技術、そして古くから受け継がれ、今に伝わっている包丁の存在がとても重要な役割を担います。名店の料理人ならずとも、一般家庭で使用される家庭料理むけの包丁も、時代の流れとともにさまざまに形が変化し、それと同時に材質もいろいろなものが使われるようになってきました。

かつては包丁というのは通常は錆びるもので、研ぎなおして常に切れ味を整えながら使い続けるものというイメージがありました。この錆びるということはハガネでできた包丁の特徴で、どこの家庭でも切れ味が落ちたら砥石を使って丁寧にとぎ直しをして使用したものでした。ハガネでできたものの特徴として、硬くて切れ味がよく、さらに切れ味が長く続く点があげられます。ただし常に水にさらされ何も手入れをしなければハガネでできたものはすぐに赤く錆びてしまいます。現代は家で家庭料理を作るにしても、包丁のメンテナンスの仕方をきちんと知っている人はどんどん少なくなっていると言われています。もちろん刃物店へ持ち込めば、お金はかかりますがプロがきれいに研ぎなおしてくれるのですが、家庭でしっかりと砥石の使い方をマスターしているという人は残念ながら減っているようです。そこで登場したのがさびにくいステンレス製の包丁です。ハガネの両側をステンレスで挟んで仕上げてあるものなどは、刃全体がさびるのではなく、ハガネの部分5ミリほどの所がさびるだけなので、メンテナンスがしやすいのがメリットです。

そして木製の柄の部分は、毎日使用していくうちに腐ってきたり、緩んでガタガタしてくることがあります。そんな時に包丁そのものを取り替えなくても柄の部分だけを修理したり取り替えたりすることができます。刃物店やホームセンターなどの包丁を取り扱うコーナーに相談すれば、簡単に修理したり新しい柄に取り替えてもらうことができます。
包丁は普通は買ったら5年10年あるいは長い人なら20年以上もの間手入れをしながら使い続けることができます。プロの料理人ではなくても、お嫁に来た時に持ってきた包丁を、ずっと長く愛用しているという人もいたりします。せっかく気に入って購入したものなら、修理して長く大切に使いたいものです。

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